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NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

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数の一致 その1

 今日からは新しく数の一致(単数?複数?)についてお勉強していき
たいと思います。日本語では1つでも3つでも100個でも、「リンゴ」は
「リンゴ」のままなので普段、単数や複数という事を意識しません。しかし
英語はご存知の通り、単数と複数で使う動詞が変わってきます。
 つまり英文を正しく書き、正しく言うためには、それが単数扱いなのか、
複数扱いなのかをきちんと知っていなければならないわけです。
 そこで今回からは知っているようで間違いやすい、「数の一致」について
お話していきます。

 まずは復習です。私の日記、単語をイメージで捉えよう(every編)でも
説明していますが、次に来るbe動詞はis でしょうか are でしょうか。

Every boy ・・・
Every boy and girl ・・・
Every boy and every girl ・・・

うーん、よく分からないけど、最後だけは複数 are かな?
なんて答えた人はいませんか?正解は全て is です。(↓復習用)
 http://plaza.rakuten.co.jp/tsubuyakiny/diary/2004-02-19/
 every は全部1つ残らず含めた均質的イメージの単語なので、後には
単数形の名詞を伴うんですね。気持ちの中では全部の人間を「全て」と
して、いっしょくたにまとめてしまっている訳です。

 では、「数の一致は文法の中でも、いつも私を困惑させるものの1つだ。」
なんていう文を英語にしてみると、どちらの動詞が正しいでしょうか。

Agreement is one of those points in grammar which always
( confuses / confuse ) me.

 数の一致は、外国の文法の教科書ではsubject - verb agreement なん
て書かれて大体前の方に出てきます。その名の通り、主語が単数か複数
かを考えるわけです。単数か複数かなので、たったそれだけといえば、
それだけなのですが、その確率50%が結構外れるんですね、これが。
 正しい英文を話す、書くために、この機にしっかり勉強しておきましょう。
 ところで、例題の答えはというと、confuse です。正解できましたか?
 理由は、関係代名詞 which が修飾しているのは、those points であり、
主語の agreement ではないからです。
 困惑させるもの(confuse me)は→多くのポイント(those points)
であり、数の一致(agreement)が→そのうちの1つ(one of those points)
という修飾関係がその文の中では成り立っているのです。
 かえって、困惑されましたか(笑)? それでは、例題を通じて、色々な
パターンを勉強していきましょう。

 例題:( )カッコ内の正しい動詞を選んでください。
There ( was / were ) only a little water in the bottle.

主語(S)が必ず動詞(V)の前にあるとは限りません。このように there
または副詞句で始まる強調の文章では、英語の慣例で、
"There + V + S. "や "副詞句 +V + S."
というように、動詞(V)より後に主語(S)が来る語順になることがあります。
その場合には、きちんと主語(S)が何であるかつきとめるのが先決です。
 この問題の場合は、
There was only a little water in the bottle.(○)
 (びんにはほんの少ししか水が残っていなかった)
 が、原義ですから、 only a little water が主語ですね。それさえ意識すれ
が、こたえが was だと導けます。
 同じように、

There seems to be a serious problem.
 (深刻な問題があるように思われる)
There seem to be two serious problems.
(2つ深刻な問題があるように思われる)

と動詞 seem to be の後の問題がいくつあるかが「問題」です(笑)。
 a serious problem なのか several problems なのかに着目します。

The door was open, and within ( was / were ) several nurses.
(ドアが開いていて、中には数人の看護婦たちがいた)
 
 という文があったら、看護婦さんは1人ではありませんね。
 従って、実質の主語が複数だから、 were が入るのが正解なのです。
誰ですか、看護婦は複数の方がいいから、 were なんていったのは(笑)。

 今日は1例を示しましたが、英語の subject-verb agreement にはまだまだ
色々なパターンのagreement があるので、明日以降も数回にわたってお勉強
していきたいと思います。


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